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執筆者の写真川﨑あゆみ

腸のお花畑を満開にするハーブ:エキナセア

長崎県大村市の植物療法の学校ABUNDANTIAです。


この時期、体調を崩す方が周囲に多い気がしています。

今流行のあの病もそうですし、

風邪などの感染症も今の時期は気になりますし、

インフルエンザも同時に流行するようですしね。

「免疫力」ぜひとも欲しい身体の力です。


では、免疫力と言えばの鉄板ハーブ:「エキナセア」についてのお話を。


私達がティーとしていただくのは根も含む全草。

(美味しい!!といったタイプではないかな、個人的には)


近代になって様々な臨床試験も行われています。

上気道感染やインフルエンザ等の発病や、症状の重さ、期間について

エキナセアの単一製剤が有効であったという報告があります。


効能の中心となる成分がなんであるかは正確には明らかになっていないそうですが、

注目は、含まれている多糖類でしょう。


単糖が10個以上つらなると「多糖類」と言われますが、つまりは「食物繊維」です。


エキナセアの多糖類は、インターフェロンの産生を促進することがわかっています。


インターフェロンとは、ウイルスなどに感染した際に、細胞から作られるたんぱく質の1種なんですけど、


それが、①「マクロファージ」や②「NK細胞」を活性化させます。


①マクロファージというのは、白血球の一種です。アメーバのような運動をします。

病原菌やウイルスのような異物をがぶがぶと食べてくれます。

(古くなった細胞を食べたりするおそうじ屋でもあります。)

②NK細胞というのは、ナチュラルキラー細胞(生まれながらの殺し屋)と言われる

免疫にかかわる細胞で、体の中を単独でパトロールしていまして、

誰の指示も受けずに、悪い奴を見つけたら単独でパパっと処理してくれるすごい方


つまり、

インターフェロンの産生の増加→マクロファージやNK細胞の活性化

その結果、ウイルスを排除したり、増殖を抑えるという流れの様です。


なんだか難しいですけど、

特にこの時期スーパーなどでもR-1ヨーグルトなんかが出てますよね。


特にR-1乳酸菌が大量に多糖類を産生するそうで、

R-1乳酸菌のヨーグルトで腸管免疫を高めようという事なんですね。


(簡単に書きたいけど自分で書いててむずかしいから、気になる人は、

Meiji 株式会社のHPなんかを見ると良いかも 笑)


腸には免疫細胞の6~7割が密集していますから、免疫力アップには腸管免疫重要です。

腸内フローラと言いますけど、

私達は、自分の腸の中にあるお花畑をお手入れしてきれいに咲かせると、

美と健康を手に入れられるようです。


今日は、腸管免疫アップに食物繊維をとりましょう、その方法としてエキナセアなどのハーブティーも手軽ですよ、というお話でした。



ちなみに、紫色のキクの花のような美しいハーブです。

今年はぜひとも栽培しようと思っています。


アメリカ原産のハーブで、アメリカ市場でもっとも人気のあるハーブの1つと言われています。


米国とカナダにまたがる先住民のインディオは、エキナセアを様々な用途に活用してきました。

毒蛇にかまれた際の解毒剤としても用いていたようです。


すごいですね。


投稿を楽しみにしていますと最近言っていただき、ますます役に立つ記事を書いていきたいなと励みになっています。


一番反響があるのは卒業生や在校生の生徒様で、投稿記事のあのハーブが欲しいなどと言われると、「授業で言ったじゃやーん!!」って思うけど、笑


1度聞いたぐらいでは頭に入っていかないのが普通だから、こんな感じで復習できるのもいいのかな。


ハーバルセラピストコース、3月生を募集開始しようかなと思っています。

気になる方はぜひそちらもチェックしてくださいね。

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