ABUNDATIAの卒業生様にお願いしたワークショップが終了。
卓上の水蒸気蒸留器を用いて、
卒業生のMさまが、汗をかきかき、熱意をもってレクチャーしてくれた。
お疲れさまでした、ありがとうございました。
ご参加いただいた皆様もありがとうございました。
水蒸気蒸留でローズのハーブウォーターができる様子。
1滴1滴と、ローズウオーターがしずくとなってビーカーに落ちていく様子は、
神秘的で、美しい。
鍾乳洞の天井から落ちる水滴のよう。
私にはない視点の新しいワークショップ。
1人ではできることは限られているから、人にお願いするのもたまには良いものだ。
(楽させてもらった 笑)
水蒸気蒸留法を現代に通じる形にしたのは、アラビアのアヴィケンナと言われる。
彼は錬金術師と言われてますが。
時の権力者は、鉛を金に変えろだの、不老長寿の薬を作れとか、権力に物言わせて、無理難題を言うのだけど、
当時最先端の科学者でもあったろうアヴィケンナは、ローズに特別な力を感じていたんだろう。
ローズを煮たり、焼いたり、いろいろ実験を重ねたんじゃないのかな。
その過程で水蒸気蒸留の技術は進歩した。
古の権力者はみんなローズが大好きだったから、素晴らしい香りのローズウォーターはさぞ珍重されただろう。
2時間ほどかけて、やっと20ミリくらいのウォーターが出来上がった。
貴重だ。
不老長寿とまではいかないけど、確かに若返るような気がする。
Mさんが私に水蒸気蒸留器を託してくれたから、
庭に自生しているローズマリーやレモンバームなどを蒸留して、
これから生徒様とともにちょっと楽しんでみようと思う。
次回の卒業生様によるワークショップは、カモマイルについて
どなたでもご参加いただけます。
お待ちしています。
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